Q1
現在の仕事内容は?
食品メーカー様が使用する、POS情報連携システムの開発支援を担当させていただいております。全国で展開している商品の売上情報を集計し、エリアごとの営業担当者様の端末にて表示するシステムです。「売上情報を、表計算ソフトにて集計~表示する業務をシステム化しよう」というプロジェクトになります。これまでの方法ですと、売上情報の集計~表示に数日のタイムラグが発生することや、営業担当者様の端末で表示する際の動作が重いことが課題となっておりました。特に売上情報の集計~表示のタイムラグについては、営業担当者様が各担当店舗へ適切な提案を実施するにあたっての課題となっていたため、今回の開発プロジェクトによる解決が求められていました。私はその中でも、売上情報をジャンルや容量などで分類する際に使用する、マスタデータを更新する機能の設計・開発を担当させていただいております。
Q2
仕事の「やりがい」や「喜び」は?
開発したシステムや機能によって、「業務が改善された!」というお客様からの声を聞くことに、やりがいや喜びを感じます。私が開発しているシステムや機能の多くは専門職の方が使用するものであり、決して多くの方の目に触れられるものではありません。そのため、実際にシステムを利用している方々の声は、なかなか自分の耳に入ってくることが少なくなりますので、その声を聞けた時の喜びは、次のステップに進むための大きなモチベーションの原動力に繋がっております。開発に携わったシステムが、お客様の新商品企画や戦略立案などの意思決定をサポートしていると考えると、自分の仕事が「お客様の仕事に活かされている」ことを実感できます。なにより、自分の想定通りにシステムや機能が動作したときは、自分を褒めると同時にやりがいを感じますね。(笑)
Q3
仕事をする上で意識していることは?
可能な限り恒久的に使用できる仕組みを設計・開発することを特に意識しております。設計段階では、お客様がどのようなことをシステムで実現したいかをしっかりヒアリングし、無駄な機能や複雑さを極力排除しつつも、改修が容易になる余白を残すよう意識しています。また、画面や操作が直感的であること、ドキュメントやシステムにて使用する文言が明瞭簡潔であることを意識し、誰でも使いやすいシステム作りを目指しています。開発段階では、拡張性と保守性を有したコードの実装を意識しています。要件の変更や機能の追加があった際に大きな手戻りが発生しないよう、処理の共通化や的確なコメントの記載を心がけています。テスト実施の際には、確認が必要なテストパターンの網羅と無駄なテストパターンの削除を特に意識し、確実かつ無駄のないテストの実現を目指しています。
Q4
今後のキャリアや目標を教えてください。
これまで培ってきた知識や経験を、後輩に伝えていくことに力を入れていきたいと考えています。後輩には、私が経験した、経験しなくていい苦労はさせたくないですからね。それらを実現するためにも、まずはお互いを信頼できる関係の構築が重要だと考えていますので、相手に合わせて丁寧、かつ意味のあるコミュニケーションを取っていきたいと考えています。私から指導するだけではなく、後輩からは新しいアイデアや技術を取り入れ、お互いに成長していけたら理想的ですね。さらに、経験したことのない新たな技術の習得や、新しいプロジェクトにも積極的に参加していきたいです。自分自身や後輩が成長していくことで、会社が社会にとってより必要とされる存在になっていけたら嬉しいですね。