Q1
現在の仕事内容は?
現在は医療機器に関するシステム開発に携わっています。プロジェクトのメンバーとして、プロジェクトの方針や要件に基づいた設計、実装、試験をおこなっています。プロジェクトの特性上、医療機器というハード面との連携が必要不可欠であり、私自身としては新たな挑戦となっています。ECサイトや企業の基幹システム開発の経験はありましたが、それらのプロジェクトで出る課題は大抵ソフトウェアの範疇で解決するものでした。しかし、現在のプロジェクトではハード面を意識した設計や実装が求められ、新たな観点や知見を得られエンジニアとしての成長に繋がっています。また、これまでのプロジェクトではプロジェクトチーム内での個人単位のコミュニケーションが主でしたが、現在のプロジェクトではチーム間でチーム単位でのコミュニケーションも多く、複数チームでの開発の難しさ、情報連携や仕事としての段取りの難しさを実感しています。そういった難しさの中で考えて工夫することが、プロジェクトマネージャを目指す私にとってはとても良い経験になっていると感じています。
Q2
仕事の「やりがい」や「喜び」は?
仕事でのやりがいや喜びは、プロジェクトに貢献できていると実感できた時です。プロジェクトを成功させるには多くの課題を解決しなくてはならず、その1つ1つをメンバーで考え協力し解決して前に進めていきます。そうした中で自分が出した意見が認められた時や実装上の課題を自分の力でクリアできた時はプロジェクトに貢献できていると実感でき、この仕事のやりがいとなっています。特に課題を解決するためメンバー同士で議論を重ね試行錯誤を繰り返している時間は、1つのモノをともに作り上げている、モノづくりのこの仕事ならではの楽しさも感じることができます。そしてその結果、プロジェクトが成功した時の達成感はひとしおです。そうした経験がこの仕事のやりがい、喜びとなっています。
Q3
仕事をする上で意識していることは?
仕事をする上で意識していることは、相手に何を求められているのかを考えることです。自分が伝えたいこと、自分のこだわりもこの仕事では大切ですが、「プロ」のエンジニアとして一番大切なことは顧客が何を期待しているのか、何をしてほしいのかを考えることだと思っています。自分でも相手の視点で考えることで顧客自身も気づいていない要望や要件を捉えることができ、こちらから提案することでより良い製品開発に繋げられると考えています。また顧客に対してのみならず、プロジェクトのメンバーや社員同士でも仕事においてどう動いてほしいかどう伝えてほしいかを意識することで、コミュニケーションエラーを減らし、効率的に仕事を進められると考えています。
Q4
今後のキャリアや目標を教えてください。
今後はマネージャとしてのキャリアを考えています。私は現在社内でリーダーとしてメンバーの管理やサポートをおこなっています。元々人と関わるのが好きなタイプでもあるので、これからもリーダー・マネージャとして経験を積みキャリアをステップアップさせていきたいと考えています。具体的には、プロジェクトリーダーとして小規模なプロジェクトから大規模なプロジェクトまで任せてもらえるようなマネージャになりたいと考えています。また、ChatGPTなどの生成AIがこれからも進歩を続け市場に受け入れられていくことを考えると、これからのエンジニアには「通訳者」の役割が求められると考えています。顧客の要望・要件をシステム開発の言葉に翻訳していく、エンジニアやAIに分かるようインプットする。またはシステムのことを顧客に説明する。そういったエンジニア・マネージャが求められると考えているので、エンジニアとしての知識と経験、人間力で必要とされるエンジニアになりたいと考えています。